2012年7月30日月曜日

Disclosing information about the self is intrinsically rewarding.

Tamir, D. I., & Mitchell, J. P. (2012). Disclosing information about the self is intrinsically rewarding. Proceedings of the National Academy of Sciences, 2012. doi:10.1073/pnas.1202129109

self-reference, social cognition, reward, functional MRI

ヘッドライン:SNSには自分語りが溢れている.人間はなぜこんなに自己開示(自分についてありのままを他者に語る)ことが好きなのか.それは報酬系と関連しているからだ!ということを6つの実験から検証したもの.自己開示をしている時は報酬系が賦活している→自己開示には内発的価値があるということだ!

コメント:★丹野さんコメント.この論文の「面白み」は何なのか.みなが好んでする行動(ここでは自己の情報の開示や共有)が遂行される際に報酬系が賦活するのはむしろ「当たり前」であって,だからどうしたという気がする.例えばタイトルが「Drinking alcohols…やSmoking cigarettes…」に変えたら面白いか?ということ.逆に賦活していない方が面白い.じゃあなぜするの?という話になるから.それに,アメリカ人にとってこうした行動は社会的に学習されたものであって本当にintrinsicなのかという点も気になった.★小川さんコメント.他者に自分の情報を提供する方向だけではなく,他者からその人自身の情報を聞くことについても検討すると面白そう.ソーシャルメディアはまさにそうだよね.(三浦)

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